令和6年9月の市日は13日金曜日快晴の元行われました。
まだまだ残暑で湿度も高い中、出荷主様は製材に励んでいただき、前回の市日からお盆休みを挟んで6週間あったこともあり、良材を多数浜に並べていただきました。
いつものように壁に立てかけてある杉の寸二板から競りが始まりました。
出だしはやや売りにくかったですが、徐々に買い方様も増え順調に売れていきました。
幅広の倒しの板は、先月を最後に製材を止められたメーカーもあって商品が揃うか心配していたのですが、他の出荷主様が頑張っていただき、浜をうめていただきました。こちらもほぼ全て販売できました。
杉源平材は、まずまずの入荷があり、主なところは販売できました。
土佐からの天井板は、新入荷材はほぼ販売できました。
磨丸太は安いところが売れたのと、伊吹も少ないながら全量販売できましたし、海布や桧の丸削りの柱等が売れました。
柾板建具に関しては、原木不足と言われる中で今月は久しぶりに300セットを超え、秋の実需の時期に対応していただいています。
杉はやや弱く欲しいところの拾い買いという感じで、6割程度の落札でした。
桧建具は今月は引き合いが強く、9割強は販売できました。
価格の安いところは、量を買って下さる買い方様がまとめて購入いただきましたし、良材に関しては指値で買っていただけるものもありました。
広葉樹の板や蔵出し品は、一部売りにくいものもありましたが指値の高いもの以外売ることが出来ました。
その他、杉桧の枠材等のロット物や桧の大きい板などが売れ、先月とは大分雰囲気が変わりました。
このように今月の市はまずまずでした。
原木は夏の終わりのものですから多少水気は多かったですが、入荷量が多かったこともあり秋の実需期に向けて買い方様にも仕入れしていただけました。
来月は製材所の出荷主様の集まりである生樹会の協賛市で、良材を多数出していただく予定をしております。
原木もだんだん良くなってきておりますので、買い方の皆様におかれましては万障繰り合わせの上お越しいただければ幸いです。