８月の市日は４日金曜日快晴の猛暑の中で行われました。
入荷状況としては、夏の原木不足もあり、やや少なめでした。
杉板は県内及び土佐からの入荷で、少なめですが良材が揃いました。
源平材は個々の製材所の量は少ないですが、複数の製材所からの出荷がありほぼ前月並み。
柾板建具に関しては、杉は原木不足で少なめでした。ただ材は乾燥していました。
一方で檜建具は檜屋さんに加えて、杉屋さんも何点か挽いてくださり、充実した品揃えとなりました。
磨丸太は、先月よりもやや少なめでした。伊吹、変木は充実しています。
蔵出し品は、先月並み。今月は杉・檜の並材が多く出品されました。
このように原木の少ない中で出荷主様は頑張って下さり、何とか良材で浜をうめることができました。
朝一でいつものように板の競りを始めましたが、やや買い気が薄かったように感じました。
立ててある寸二板に関しては、競りで何とか販売しました。通路に寝かせてある幅広の板は、競りでは残りましたが何とか後売りで全量販売しました。
源平材に関しては、今月は売りにくかったです。いつも引き合いのある寸五の枠材も、今月は苦戦しました。
土佐からの天井板に関しては、主なところは販売しました。
磨丸太に関しては、当用買いに終わりました。
多めに入っていた並材に関しては、杉材はすべて販売しましたが、檜材は残りました。
柾板建具に関しては、杉は入荷量も少なかったのですが販売しにくかったです。競りに参加する買い方様も少なく、買い気も薄かったです。それに比べて檜はまだ買い気もあり、一部特選材に関しては複数の買い方様で競り上がりました。
蔵出し品は、安いながらも全量販売しました。
このように８月は厳しい市日となりました。
例年８月は売りにくい月なのですが、それでも売り上げが伸びないのは残念です。
ただ買い方様の人数はある程度いらっしゃり、その中での結果なので出荷主様にもご理解願えると思います。
買い気の薄い中で、一部競り上がる材もありましたから、これらを今後の参考に出来ればと考えています。
来月は秋期特別市です。
当市場としては出荷主様との連絡を密に取り、より買い方様の食指が動く商材、複数の買い方様で競り上げていただけるような魅力的な商材を集荷すべく尽力いたします。