令和5年6月の市日は、9日金曜日に行われました。
梅雨時期ということで来客数を懸念していましたが、前日の雨も上がり心地よい気候で、多くの買い方様がお越しくださいました。
朝一は、いつものように板から振り出しました。
寸二板に関しては、何とか売ることができました。
ただ通路に倒してある幅広の板は、一部指値が高いものは残りました。
源平材に関しては新入荷のものはほぼ販売し、いくつかのものは通常より高い値で落とされました。
磨き丸太は、今月は競りの間何人かの買い方様がついてくださり、変木や板類が売れました。
雑木の板は、特殊なものを除いて販売できました。
蔵出し品に関しても、買い方様がついてくださり、全量販売しました。
柾板建具に関しては、全体では半分の販売に留まりました。
杉建具はメーカーによって落札率が大きく違いました。
檜建具に関しては、ここのところ好調でしたが、先月あたりから売れ行きが鈍ってきました。
価格と品質のバランスの良いものや、乾いているものは売れますが、そうでないものは販売に苦戦しました。
全体として今月は、買い方様はいらっしゃったのですが、どうしても梅雨時期ということもあり、買い気は薄かったように感じます。
また他の市場や展示会でも商品の動きが悪く、買い方様もこの時期にあえて在庫を増やそうとはされませんでした。
ウッドショックの反動もあり、全体的に市場の動きが落ち着いているように感じます。
来月は夏季特別市で、製材所と磨き丸太の業者様との協賛市です。
梅雨も明けているでしょうから、良材をたくさん集めて、多くの買い方様に喜んでいただける市日にするよう尽力します。
次回の市売開催は、7/7(金)夏季特別市(生樹会・銘友会協賛)です。