令和4年の2月の市は10日木曜日に行いました。
世間ではオミクロン株が猛威を振るっており、今月もコロナ対策をしながらの開催となりました。
感染拡大を受けて一部問屋筋は来店を断念されましたが、それでも原木の旬の時期でもあったので良い材を手当てしようと予定以上の買い方様が足を運んでくださりました。
集客を心配しておりましたので、コロナ禍にもかかわらずお越しいただいた買い方様には本当に感謝しています。
朝一の板の競りから買い方様が多く振り出しから活気がありました。
珍しい買い方様も参加されておられたので一部の材は競り上がり板類は順調に売れていきました。
値の高い幅広の板は売れ残りましたが、他のものは手が頻繁に出て良い出足となりました。
源平材に関しては買い方様も多く付いていただき主なところ新入荷の材はは販売しました。
杉赤造作材に関しては木の良い時期でもあり、色もきれいで入荷量は少ないながら鴨居を中心にほぼほぼ売り切りました。
一方で廻縁などの棒物は振るいませんでした。
杉の枠材や柱も引き合いが強かったです。
一方で桧の枠材、柱は弱く、お客様の喰いつきは今ひとつで売りにくかったです。
征板建具に関しては原木が旬の時期を迎えて色も良く7割程度の落札でした。
良材に関しては引き合いも強く競り上がるものも散見されました。
磨丸太に関しては銘友会協賛ということもあり、地元の業者や地方の買い方様が競りについていただきましたが、一部の太い丸太や、売り切りの商材以外は、今ひとつ動きが良くなかったです。
土佐からの天井板に関しては、最近やや引き合いが弱くなっていますが、それでも新入荷の材に関しては多少値を下げてすべて販売しました。
蔵出し品に関しては今月も完売しました。
雑木堅木類も指値の高い幅広の板以外は販売することができました。
オミクロン株の感染拡大を受けて集客を懸念していましたが、原木の旬ということもあり予定より多くの買い方様にお越しいただき
悪くない一日でした。
ただ一部問屋筋は来店を控えられ、その点は残念でもありました。
また年末年始の悪天候で原木も少なかったので、やや入荷量が少なかったのも影響し売上としては昨年同月をやや下回る結果となりました。
買い方様はそろそろコロナ後を見据え経済が回り始めた時に備えて良材を仕入れようという意識が強かったように感じます。
それがコロナ禍にもかかわらずの来市につながり、欲しいもの、良材に関しては値段を出していただけました。
一方で必要のないもの、品質の和売り材に関しては関心を示していただけず、非常にはっきりとしていました。
オミクロン株もそろそろピークを越えると言われています。
3回目のワクチン接種も加速し、飲み薬も許可されはじめ、日本経済もコロナ後に焦点を当て始めました。
当社もこれからの経済活動の再開に向けて旬の時期の良材の更なる集荷に努めます。
3月は今月以上に多くの良材を集め、買い方様に喜んでいただける品揃えで、活気のある競りが行われるべく精進いたします。