令和4年6月の市は10日金曜日、 快晴の元始まりました。
入荷状況としては杉赤造作は少なめ源平材は多め、枠材のセット等も入荷しました。
杉板類はやや少なめ桧の柱は3.5、4寸角の柱のセットの良材が入りました。
土佐の天井板は先月並み杉桧征板建具は新規さんもあり先月よりかなり多めでした。
蔵出し品、雑木関係もかなり多く入っています。
全体に梅雨前にしては、出荷主様が良材を多く浜に並べて下さいました。
朝一の板類の競りの出だしは買い方様も少なく売りにくかったです。
ただ買い方様が増えるに従って徐々に温まってきました。
通路の幅広の板は指値の高いものは残りましたが、ほぼ全落しました。
杉赤身造作材は、入荷量が少ないこともあり、ほとんどが売れました。
桧柱は売りにくかったです。
建具に関しては、杉、桧とも良材は引き合いが強かったですが、価格と品質のバランスの悪いものは売れ残りました。
特に固定客のついている製材所の材は強く、やはりこれまで積み上げた信頼関係がものをいいました。
約6割の落札でした。
土佐からの天井板はほぼ販売できました。
磨丸太に関しては一部イブキ、小節の販売にとどまりました。
蔵出し品に関しては完売しています。
屋久杉の天井板はかなり競り上がりました。
全体に入荷量が多く、現場の体感よりも販売金額が伸びました。
やはり絶対的に入荷量が多くないと販売金額は伸びません。
沢山の材をだしていただいてありがたかったです。
一方で、梅雨前ということで大口の買い方様は少なく来ていただいた買い方様も必要な材以外は仕入れを控えておられるようでした。
入荷量が多いということは出荷主様の当市場への期待のあらわれで、その期待に応えていかないと次が無くなります。
入れていただいた材は出来るだけ当市場で売り切り、出荷主様に喜んでいただけるよう努めます。
来月は生樹会、銘友会協賛の夏季特別市です。
9月移転を控えて、最後の大きな市になります。
恐らく梅雨も明けているでしょうし、良材を多く集めて、買い方様にも出荷主様にも喜んでいただける活気のある市日にするよう尽力いたします。