令和6年11月の市日は、13日水曜日に快晴の下行われました。
今回の市は、当市場の開設48周年記念市であり、またお隣の奈良県銘木協同組合様は全国銘木展示即売会製品市を開催されましたので、非常に沢山のお客様がウッドメッセ奈良に足を運んでいただきました。
当社としては通常月の倍近くの来場がありました。
全銘展と同時開催ということで、当市場の既存の出荷主様はこの日に焦点を当てて選りすぐりの良材を浜に並べて下さいましたし、全銘展と同日であればと、新規の出荷主様も当市場に良材を出して下さいました。
朝から多数の買い方様がいたため、出だしの板の競りから活気がありました。
幅広の板は高い指値のものは残りましたが、主なところは販売できましたし、一部競り上がるものもありました。
源平材は、新入荷のものは大半を売りました。
また滞留していた材も販売することが出来、喜んでおります。
磨丸太は、競りに参加される買い方様が多く、変木や杉皮、伊吹などが売れました。
杉赤身材も、多くの買い方様がおられたので買い気が強く、値がさの角材や枠材も売れました。
土佐からの天井板に関しても、既存の買い方様に加えて新規の買い方様も競りに参加され、バランス良く感じで販売できました。
柾板建具は8割強を販売しました。
今月も桧は引き合いが強く9割を販売し、杉も先月に比べて買い気が強かったです。
秋の原木ですので色や杢目は良くなりましたが、値段は思ったほど伸びなかったことが残念でした。
雑木の競りは遅い時間だったのですが、多くの買い方様が競りに参加して下さいました。
値段の高いもの、安いものがありますが、大半を販売することができました。
上記のように今月は来場者が多く、多くの材を販売することが出来ました。
出荷主様もこれだけ多くの買い方様が付けた値段なので、納得して前向きに販売して下さいました。
速報値ですが当市場として2年前の移転記念市を超える売り上げがありました。
多大な労力と時間を使って全銘展を開催して下さった奈良県銘木協同組合様、駐車スペースを確保するため土場を整理して下った桜井木材市場様には本当に感謝しております。
業界的には良くない話を聞きますが、良材があり、多くの買い方様が集まれば、まだまだ銘木は販売できると感じました。
これからも出荷主様と連携し良材を多数集め、買い方様に喜んでいただけるよう尽力いたします。
12月も菅生銘木市場をよろしくお願いします。