青葉まつり

令和6年6月の市は、7日金曜日快晴の下で行われました。梅雨入り前の市でしたが、出荷主様が頑張って下さり、先月より多くの材が浜に入りました。来客数もこの時期にしては多かったです。

振り出しの寸二板は、いつものように出足はやや軟調でしたが徐々に買い方様も増え、全て販売できました。
通路の倒しの幅広の板は、通常月より買いが弱く、なんとか売ったという感じです。
桧の節板等、面白いものには複数の手が出ていました。

杉源平材は新入荷のものも一部残りました。
枠材に関しても一部競り上がるものもありましたが、要るもの要らないものがはっきりしていました。

磨丸太に関しては、今月は複数の方が競りに加わり、高くはありませんが伊吹、出節、杉皮や5~6寸の丸太も売れました。板も競り上がるものもあり、来月の記念市に繋がりそうです。

土佐からの天井板は引き合いは今一つでしたが、弱いなりに大半を販売しました。

蔵出し品は単価が安いこともあり完売しました。

桧の枠材に関しては、一時の勢いはなかったです。良いメーカーのものだけが売れ、そうでないものは元落ちしました。

柾板建具に関しては、全体に引き合いが弱く、競りに時間がかかりました。メーカーで優劣がつき、人気のないところは残りました。建具筋の買い方様はGW明けからやや仕事が減っているようです。ただ杉の建具で思いの外競り上がるものもあり、嬉しい驚きでした。桧に関しては、45mm厚のものが売りにくかったです。

全体的に梅雨入り前ということで、無理に買われる買い方様はいませんでした。良いものは競り上がり、2番手は何とか売れ、3番手は元落ちするという感じです。出荷量もそこそこ多く、来客数も昨年より多かったので期待したのですが、競りを眺めているだけの方が多かったように思います。安くできるものは販売できましたが、しっかりした指値が入っているものは、売りにくかったです。それでも昨年の売り上げは昨年度を上回っています。

来月は、製材所出荷主様の生樹会、磨丸太出荷主様の銘友会の協賛市です。
良材を多数出品していただきますので、多くの買い方様の来場をお待ちしています。

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