令和6年5月の市は10日金曜日に行いました。
今月も桜井木材市場、奈良県銘木協同組合製品市との同日開催で、朝から多くのお客様がウッドメッセ奈良にお越しになりました。
先月良く売れたのと、原木が手に入りにくかったので新入荷材は少なめで、浜はやや余裕がありました。冬場の原木が終わった今の時期としては、仕方ないかもしれません。ただ雑木の板や蔵出し品など、面白いものもありました。
朝一の寸二板の競りは、出だしこそ渋かったですが、徐々に競りも活気をおび、先月並みの価格で販売できました。
源平材に関しても、新入荷の材はほぼ販売できました。
土佐からの天井板も、注文のあったので主なところは販売できました。
桧の枠材は、不足気味で引き合いは強かったです。商品があればもっと売ることが出来ました。
一方で杉の枠材は弱く、北関東材の安いものもありましたが、元落ちしました。
柾板建具は、今月はやや引き合いが弱かったです。全体で7割を切る程度の販売でした。桧に関しては、先月までとは打って変わり売りにくかったです。特に45mm厚等の高い商品が残りました。杉に関しては、大口さんもお越しになったのですが、それ以外の方の買いが弱く、苦戦しました。
桧の桁や柱は、主なところは売ることが出来ました。
生き節の太い柱や板といった面白い商品もあったのですが、指値が高く元落ちしました。
磨丸太に関しては、太いものが少しと、ムロ、板、丸削りといったものがうれました。
雑木の板類は安いところは販売し、蔵出し品は完売しました。
全体としては、冬場の原木が終わり、やや売りにくかったという感じでした。
ただそれでも昨年の数字は超えることができました。
買い方様は多く来場されていましたが、買い気はやや弱かったです。特に柾板建具に関してそれは顕著にあらわれていました。4月は売り出しも多く、買い方様も無理に仕入れることはなかったのではないでしょうか。
来月は、梅雨時期でやや売りにくい月ですが、良材をできるだけ集めて買い方様に喜んでいただけるよう尽力いたします。