令和6年4月の市日は12日金曜日に快晴の下、行われました。
奈良県の木材を中心に販売する「奈良の木まつり」ということで、県内の原木市で仕入れた丸太を挽いた製品が多数出品されました。
冬場の旬の木材製品が買えるのは今月までなので、良材を仕入れようと買い方様も多く来場されました。
朝いちばん、振り出しの杉寸二板は出足こそやや活気がありませんでしたが、買い方様が増えるにつれて競りにも勢いが出てきて競り上がるものもあり、全て販売することができました。
通路に寝かしている耳付きの幅広の板は、杢の面白いものはあちこちから手が出ましたが、やや難のあるものは売りにくかったです。
源平材に関しては、鴨居は残りましたが、柱や枠材等、主なところは販売できました。
柾板建具に関しては、8割程度の販売でした。
今月はまとめ買いをする大口の買い方様は少なく、必要なものだけを仕入れられる方が多かったのですが、それでも欲しいものを仕入れるために最後まで多くの買い方様が競りに参加して下さいました。
杉は売れるメーカーとそうでないところの差が大きかったです。
桧に関しては今月も引き合いが強く、9割強が販売できました。
今月から新しいメーカーも出荷して下さり、内容も良かったので全て販売することができ、喜んでいただけました。
高知土佐からの天井板は、新入荷の材はすべて販売しました。
磨丸太に関しては、桧の細いもの、杉の適寸のものや太いものは販売しました。
伊吹も入荷したものは全て売りました。
雑木板に関しては、今月は高いものも売れました。
蔵出し品は、全量販売しました。
今月も結果としては多くの買い方様にお越しいただき、昨年同月を超える売り上げが出来ました。
多くの材を競りに出して下さった出荷主様、お忙しい中足を運んでいただいた買い方様には感謝いたします。
ウッドメッセ奈良に移転し、隣の奈良県銘木協同組合も日を合わせて製品市を行っているため、お互いの買い方様が行き来できるので、販売にも良い相乗効果が生まれています。
買い方様も一カ所で多くの製品を見ることが出来るので、商売につなげ易いのではないでしょうか。
これからも出荷主様と連携し、買い方様に喜んでいただける商材を多く集め、活気ある競りを目指して尽力足しますので、これからも菅生銘木市場をよろしくお願いします。