春季特別市

令和6年3月の市は8日金曜日に行いました。
今月もウッドメッセ奈良は桜井木材市場の原木市、奈良県銘木協同組合の製品市と当社の3市場同日開催で、県内外から多くの木材関係者が集まりました。特に桜井木材市場は「奈良の木まつり」ということで、切り旬の良い原木が多く土場に並びました。

当市場の出荷量は原木不足と製材所の生産能力が落ちていることで、量的にはやや少なかったです。ただ切り旬の材が並び、杉桧とも色の良いものが多かったです。また買い方様の買い気は強いようで、例年より多くの方が来られました。

朝一振りはじめの寸二板の出足は、いつものようにやや軟調でした。ただ買い方様が増えるにつれて競りも盛り上がり、一部競り上がるものもあり順調に流れていきました。通路に並べてある幅広の板も単価が高いだけに時間はかかりましたが、出荷主様の後売りもありほぼ販売できました。

杉源平材に関しては新入荷の材はほぼ販売しました。

土佐からの天井板も入荷したものは販売できました。

磨丸太に関しては多くは売れませんでしたが、目当ての商材がある買い方様が買って下さいました。

当市場の主力の柾板建具に関しては、引き合いが強かったです。杉にかんしては普段売りにくいメーカーの製品も完売するなど、買い方様の買い気は強かったです。桧建具は、桧専業の製材所のものは完売しました。杢目の素晴らしい特選材も、何人かの買い方様が競りに参加されました。
手頃な価格のものを求められる買い方様と良材を求める方とが上手くかみ合い、全体で8割強、桧に限っては9割近くを販売しました。残ったものは指値の高いものだけでした。最近は桧の割合がふえていることもあり、立米単価も上がっています。為替が150円前後と円安で輸入材が高止まりしており、柾板建具は国産材、特に桧にシフトしてるようです。当社でも取り扱いは増えており、杉の製材所も何軒かは桧も挽くようになってきています。

蔵出し品に関しては、量は少なかったですがすべて販売しました。

それ以外にも桧の桁やケヤキやサペリの大きい板や、先月元落ちしていたもの売ることができたことも売上に貢献しました。

このように今月は入荷量は少なかったのですが、材の内容が良かったのと買い方様に買い気があったため、昨年同月よりも2割ほど多く売ることできました。当社のように国産銘木に特化した卸売業者が少なくなってきたことと、4月の展示会に向けての仕入れが重なったのが販売好調の理由ではないでしょうか。単価も昨年に比べて上がってきています。また昨年秋くらいから市日以外の流通取引でも引き合いは強くなっています。こちらは納期は短いのですが、それさえ合わせれば価格の方は通りやすくなっています。
当市場としましては、今後出荷主様との連携をさらに強めて出荷量を確保し、わざわざ足を運んでいただいた買い方様に喜んでいただけるよう、また求められる商品を提供できるよう、これからも尽力して参ります。

来月は「奈良の木まつり」の原木を挽いた良材が浜に並ぶ予定でです。来月も多くの買い方様の来市をお待ちしております。

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