令和5年12月市日は8日金曜日快晴の下行いました。
先月の記念市が良く売れたので、浜に並ぶ荷物はやや少なめでしたが新入荷材が多かったです。
朝一の板の競りは、まだ買い方様も揃わずやや低調でした。
ただ買い方様が増えるにつれて競りも活気を帯び、寸二板は良く売れました。
倒しの幅広の板も、一部は先月の倍の値をつけるものもあり完売しました。
杉赤の化粧材も、量は少ないですが完売しました。
桧の枠材も、品薄感があり一部競り上がりました。
杉源平材は、新入荷の材はほぼ売りました。
天井板も新入荷材はほぼ販売しています。
磨丸太は、伊吹は少量ですがすべて販売し、5寸上の磨丸太も角に挽くとのことで量を売りました。売れていると浜に入る買い方様も増え、競りの雰囲気も良くなりました。
建具に関しては、杉が7割、桧が8割の販売でした。ここに来て、値段だけで判断する買い方様が減り、良いものは複数の買い方様で競り上がりますが、価格が安いだけの商品には全く興味を示さないと、二極化しています。
蔵出し品に関しては、今月も完売しています。
全体に買い方様に買い気があり、競りも最後まで多くの買い方様に参加していただきました。先月良く売れたので、今月は落ち込みを危惧していましたが、杞憂に終わりました。
他の市場の状況も同じようで、ここに来て荷物の動きが良くなり引き合いが強くなっています。それはまだ少しではありますが価格にも反映し、値上がりする商品が増えてきました。
原木が少なく、また価格が上がってきており、地元の製材所は買いにくくなっていますが、製品価格が上昇することで予算が増えるよう当市場も頑張って販売したいと考えています。
ウッドメッセ奈良に移転して一年余りが過ぎました。社員は気持ちも新たに仕事に取り組んでくれていますし、3市場が揃うことで来店者や見学者も増えて良い相乗効果が生まれています。売り上げも昨年を上回ってきていますし、今年は良い一年となりました。
来年も、出荷主様、買い方様に喜んでいただける、さらに荷物の多い活気ある競りが行われる市場となるよう尽力いたします。
これからも菅生銘木市場をよろしくお願いします。