令和4年8月の市は5日金曜日、朝から蒸し暑い一日で途中酷い雨にも見舞われました。
桜井市粟殿で市場を開いて46年余り、この地での最後の市ということで感慨深いものがありました。
朝の挨拶の時間を借りて、その間ずっと昼食のカレーを作って下さった方たちに感謝状を贈りました。
コロナ感染者が急増しているため、感染拡大防止につとめ昼食のカレーは中止し時間を短縮して競り一気に行い、競り終了後に弁当の配布としました。
8月末の移転前の最後の市ということで、入荷量は少なめでした。
朝一の板の競りも最初は買い方様が付いて下さいましたが、途中から買い気がなくなり、非常に苦戦しました。
これまでほぼ完売していましたが、今月は元落ちもありました。
通路に寝かした幅広の板も苦戦し、後売りで出荷主様と売値を交渉して何とか販売しました。
桧材に関しては、柱を中心に売るつもりでしたが、芯持材は売りにくく芯サリの割角、価格の安い枠材の販売にとどまりました。
杉赤造作は、入荷量が少なかったのでほぼ販売しました。
杉源平材に関しては、先月より入荷量が多かったのですが、買い気が薄く値段の折り合いをつけてなんとか新入荷材は販売しました。
征板建具に関しては、買い方様が少なく苦戦しました。
落札率はほぼ半分でした。
そんな中でも全量販売するところや後売りで完売するところもあり、出荷主様でかなり差がでました。
磨丸太はムロや板類が中心で、買い気は薄かったです。
蔵出し品に関しては全量販売しましたが、価格は安かったです。
今月は買い方様は最後の市ということでそこそこ来られたのですが、買い気が薄く様子見にとどまりました。
移転前で良材は来月に回される製材所も多く、売りにくい一日となり残念でした。
来月はいよいよ「ウッドメッセ奈良」での初市です。
出荷主様もここに標準を合わせておられますし、買い方様の関心も高く、多くの方が来られる予定です。
今月が寂しい結果に終わったので、その分も取り返し、お釣りがくるくらいの盛況になるよう努めます。