令和4年11月の開設46周年謝恩市は、11日金曜日に快晴の下、行われました。
周年市ということで、通常の出荷主様以外からも多くの材が出品され、買い方様の登録も多かったです。
また奈良県林材まつり協賛市で、良材も多数浜に並びました。
朝一の板の競りは、出だしはやや売りにくかったですが、徐々に相場も温まり、順調にさばけて行きました。
指値の高いものは元落ちもありましたが、競り上がるものもあり悪くはありませんでした。
ただ造作類、柱類は今一つ売れ行きが悪かったです。
梱包モノの材も、今月は引き合いが弱く元落ちが目立ちました。
今月は建具が非常に良く売れ、9割近い落札となりました。
特に桧材はほぼ完売で、材があればまだ売れたように感じました。
杉材の建具に関しては、通常売れにくいメーカーの商品も売れたのですが、単価の高いものはやや売れにくかったです。
磨丸太に関しては売り切り材と変木が売れましたが、磨丸太、絞り丸太は低調でした。
土佐からの天井板は征目のものはほぼ販売しましたが、板目のものは残りました。
雑木の板は指値との兼ね合いで、高いものは元落ちしました。
蔵出し品は安いものもありましたが、一部競り上がるものもあり、これらは完売しました。
一日の体感としてはそんなに悪くありませんでしたが、売上は前年の数字を下回りました。
ウッドショックの反動で集成材が余り気味で、それが木材全体の単価を押し下げています。
また住宅需要もそれほど強くないので最近の展示会での販売も低調で、それらの影響を受けたようです。
入荷材は多かったのですが、売上がもうひとつ伸びませんでした。
ウッドメッセ奈良に移転して最初の周年市で、沢山荷物を出して下さった出荷主様の期待は大きかったと思います。
その期待に十分に応えたとはいえず、それは反省材料です。
建具征板のように市況に関係なく売れる商材はありますので、これから出荷主様と情報を共有し買い方様に喜ばれる商品を集めるべく努めていきます。