令和5年の初市は1月14日土曜日に行いました。
雨模様の生憎の天気でしたが、多くのお客様に来ていただきました。
入荷状況は、先月良く売れたため元落ちの商品も少なくやや少なめでした。
ですが杉桧の征板建具は330セット近くあり、また値の張る幅広の板や蔵出し品が多く、内容は充実していました。
朝一番の板の競りは、振り始めはややお客様は少なかったですが、徐々に参加者も増えそれに伴い活気が帯びてきました。
寸二板は、まとめて買われる買い方様がいて円滑に進みいつもより早く終わりました。
通路に並べた幅広の板は良材が多くあり、買い方様と上手く値段の折り合いがつき、売上に貢献してくれました。
征板建具は桧が今月も好調で、厚みのある高価な2セットを残して全て売れました。
逆に杉の征板はやや買い気が薄く、販売しずらいものもありました。
土佐の天井板は、やや単価が安かったものの新入荷材はほぼ全て販売しました。
また売りにくかった高価な長尺の天井板が売れたのはありがたかったです。
源平材は、入荷はやや少なかったですが、主なところは販売しました。
棒物は売りにくかったです。
杉赤身化粧材は、入荷が少なく、ほぼ販売しました。
磨丸太は、丸太は当用買いに終わりました。
板や変木は、あまり売れませんでした。
雑木の板や蔵出し品は、競りに参加される方が多く、価格の安いものもありましたが、全て販売しました。
結果としては、目標金額、昨年同月比とも大きく上回る売上となりました。
昨年12月も好調だったので、2カ月続けて良い結果に終わりました。
近隣の初市が今一つだったので多少心配していましたが、杞憂に終わりました。
良材を出していただいた出荷主様の期待に応えることができて、本当に喜んでいます。
ウッドメッセ奈良に移転し5カ月、出荷主様、買い方様には、まだ期待と不安の両方があると思います。
ですが先月今月と好調に推移したことで、かなり不安は払拭できたのではないでしょうか。
市日に多くの商材が集まり、活気ある競りが行われることが、当社の理想とする姿です。
そんな市日を継続することが、一番の宣伝になるはずです。
そうすれば自然と荷物は集まり、その荷物を求めて全国から買い方様に来ていただけます。
ウッドメッセ奈良という素晴らしい立地で商売できることに感謝して、引き続き奈良県産材と銘木の集荷と販売に努めて参ります。
本年も菅生銘木市場をよろしくお願いいたします。