令和5年2月の市は10日金曜日に行いました。
冬場の旬の材が出る季節ですが、出材量はやや少なめでした。
ですが製材所の生樹会、磨丸太出荷主の銘友会の協賛市ということで良材の出荷が多く、また買い方様の登録件数は多く期待が持てました。
振り出しの板の競りから参加する買い方様も多く、順調に売れていきました。
倒しの幅広の板は競りで売りにくかったのですが、後売りで対応しほぼ全量売りました。
源平材に関しては買い方様も多く、良い感じで推移しました。
鴨居や枠材などは通常月より競り上がるものもありました。
杉赤造作材に関しても出荷量は少なかったですがほぼ売ることができました。
土佐からの天井板は、最初やや売りにくかったですが、主なところは販売しました。
征板建具材に関しては、桧材は今月も好調で 特殊な寸法の1セットを残し全量販売しました。
杉材に関しては競りに参加する買い方様は多く買い気もあったのですが、指値の高いものは残りました。
色や杢目がきれいでも値がさのものは敬遠されて、程よい価格のものに人気が集中しました。
磨丸太に関しては、今月は協賛市ということもあり買い方様も多く、出節、イブキ、磨丸太を中心に販売することができました。
競りにも活気があり、一部の商材は通常よりも高値で販売できました。
蔵出し品は、今月も競りに活気があり完売しました。
全体に入荷量はやや少なかったのですが、今月は競りの参加者が多く買い気がありました。
良材も多く、値がさの商品も何とか販売できたため、売上が上がりました。
原木が良くなった12月、1月、2月と非常に良い感じで販売させていただいています。
ウッドメッセ奈良に移転した効果も徐々に出てきたのかもしれません。
一方で多くの買い方様がいるにもかかわらず売れ残るものもあり、これらは価格が高すぎたり、品質に問題があるに違いありません。
今後も引き続き出荷主様と連携し、これらの問題点を改善し良材を出荷していただき販売に努めます。
市日翌日11日建国記念日には、地元選出の国会議員である田野瀬大道先生と、高知県選出の中谷元 元防衛大臣同じく高知県選出の参議院議員 高野光二郎先生、林野庁と奈良県庁の方たちがウッドメッセ奈良を訪れられ、奈良県の木材業の現状を視察されました。
ウッドメッセ奈良には、桜井木材協同組合の原木市と当市場の製品市、また奈良県銘木協同組合の原木製品市があり、様々な角度から奈良県の木材業の今を見ることができます。
田野瀬先生には今回の視察で、奈良県木材業の特殊性を理解していただき、是非国政に反映していただきたいです。