春季特別市

令和5年3月の市は、10日金曜日に行いました。

最近原木が高く、その影響で杉や桧の既製品のやや入荷が少なかったです。
ただその代わりというわけではないですが、雑木や蔵出し品など面白い商品が多く集まりました。

朝の板の競りは、苦戦するかなと思われましたが、時間と共に流れがよくなり、寸二板はほとんど売ることができました。
倒しの幅広の板も、競りでは元落ちしたものの後で買い手がつき、新入荷のものはほぼ売りました。

杉赤化粧材は、入荷も少なかったのでほぼ売ることができました。

磨丸太に関しては、1月2月に比較的良く売れたので、今月は板や変木くらいの動きでした。

建具に関しては、これまで完売が続いていた桧征板が今月はやや苦戦しました。
一方杉征板は、競りではやや苦戦しましたが、原木が良いこともあり、良材に関しては後売りで対応でき、主なところは売ることができました。

土佐からの天井板は、今月は競りに参加される買い方様が少なく、やや苦戦しました。

雑木の板に関しては、指値の高いもの以外は売ることが出来ました。

蔵出し品は、板や柱など様々のものが出荷されました。単価の安いものもありましたが、全量売り切ることができました。

今月も買い方様は多かったのですが、1月2月に比べてやや買い気が薄かったようです。
そのせいか、通常は売上を稼いでくれる梱包材が、あまり売れませんでした。
また杉も桧も原木が高く、出荷主様は丸太の手当てに苦戦され、出荷量もやや少なめで売上が伸びませんでした。

一方で、雑木や蔵出し品の数は多く、これらは配列に手間はかかるのですが、浜は賑やかになりました。

数字的には、昨年同月に比べやや少なかったです。
ただ12月から好調に推移していましたので、小休止といった感じではないでしょうか。

ウッドメッセ奈良に移転し、毎回多くの買い方様にお越しいただいています。
また蔵出し品など、面白い商品も増えてきました。
当社としては、市日に多くの方に集まってもらい、活気のある競りを目標に集荷と集客に努めています。
ウッドメッセ奈良という素晴らしい場所を与えてもらったからには、この地の利を十分に生かして今後も出荷主様、買い方様に喜んでいただける市場になるよう尽力いたします。

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